高崎市の自治体懇談会に参加してきました。

 

2024年11月6日高崎市の自治体懇談会にあおば薬局高崎店の社保委員である羽鳥薬剤師が参加しました。

 

2024年度 2024年11月6日 (水) 群馬県社保協主催 自治体懇談(高崎市)

 

【懇談内容】
2024年群馬県社保協主催 自治体キャラバン
1.国民健康保険・医療・収税・現行保険証の存続
2. 高齢者の交通対策
3.高齢者福祉の拡充、 補聴器購入助成、 介護
4.学校給食費の無料化と就学援助
5. 生活保護、生活困窮重層的支援

 

【感想等】
上記の【懇談 重点5項目】の4は来年4月より高崎市の一部地域で無料化が実施されることもあり、 今回は討議の時間を設けないことが事前に知らされた。
【懇談 重点 5項目】 と年金組合高崎支部が行った 2024年度生活アンケートによる質疑・意見に対して 市役所側が答弁する形式で行われた。

 

1.国民健康保険・医療・収税・現行保険証の存続
国保基金残高が2023年末は2022年末比で税収減はコロナ禍の影響で国保医療費分も 54円/人減っている とのこと。 生活アンケートでは6割強が健康保険料・介護保険料に負担感があり苦しいとの回答であった。 短期保険証の有効期間2か月が2件あることに対しては緊急的な対応であり、 通常は6か月以上であると の説明があった。 マイナンバー保険証、 現行保険証の存続については、こちらから高齢者はマイナ保険証 を取得されていない人や現行保険証が使用できなくなるのではないかという不安感を持つ人も多いので、 現行の紙の保険証でも受診を続けられことをもっとアピールしてほしい。
 高崎市回答:市の広報誌内で有効期限が切れるまで使用できる旨を伝えている。 (高崎市の9月のマイナンバー利用率18%)
介護保険料の減免で 「3割負担」 処分件数が多いがどういうことか?
高崎市回答:2年以上未納付者が1割から3割 負担への処分となっている。

 

2. 高齢者の交通対策
高齢者の交通対策について、 「ぐるりん」は大変助かっているという人もいるが、指定された場所・時間に 行く手段がない・困難である。 逆回りも運転してほしい。 タクシー券も1回だけでなく毎年配布や前橋市や 渋川市のように 1/2 補助はできないか?
高崎市回答:まだ交通網が行き届いていない地域もあり、限られた予算の中で の運用なので、 今後も総合的に判断して見直していきたい。

 

3.高齢者福祉の拡充、 補聴器購入助成、 介護
全国で加齢性の難聴者に対する補聴器購入の助成制度化されてきているが、 高崎市でも補聴器公費助成 制度を創設してほしい。
高崎市回答: 高齢者では聰力の衰えだけを考えるのではなく、 視力や他の機能全般的に判断 してどのような支援が必要かを検討していく必要があり、 補聴器購入助成については現段階では実施予定 はない。

 

4.学校給食費の無料化と就学援助
こども食堂や学習支援、母子家庭援助などで市としてどのような相談が市民から寄せられているのかを フィードバックしてほしい。 こども食堂やフードバンクなどは、市の方に相談すると開催場所や団体を 紹介して丸投げされている状態にあり、 パンク状態にあるので、単に紹介するだけでなくて市が主催して 行うとか援助していただければ助かる。
高崎市回答:善処します。
以上のような質疑応答があった中で、終了後参加者から補聴器購入助成の市の受け答えは他の自治体でも 同じように受け答えあるので、定型文ではないがこの質問にはこう答弁するというのが決まっているみたい という意見が出ていた。

 

参加しての感想
最後に今回の懇談内容は関係団体だけでなく、 高崎市民の要求として受け止めてほしい。
より良い高崎市になるようにご協力をお願いしたいと締められた。
1時間という限られた時間の中で、多くの団体やアンケートに基づく意見や要求に対する質疑応答が白熱し て、薬局としての質問や意見を発言する機会がなかったのは残念ですが、 今後もこういった場に参加して 情勢を把握、伝えていけたらと思った。

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